島々アーティスト紹介コーナー③ ソロモン諸島
ソロモン諸島をご存じですか?日本人の皆さんはガダルカナル島と言えば、「太平洋戦争」という言葉と共に連想いただけるでしょうか。実は、そのガダルカナル島は太平洋戦争の激戦地であり、ソロモン諸島最大の島です。
ソロモン諸島は険しい火山島と熱帯雨林に覆われて、南太平洋に浮かぶ大小992の島々でできている小さな島国です。しかし、地球温暖化のため、今のソロモン諸島は5つのサンゴ礁の無人島が消失しました。ソロモン諸島は、パプアニューギニアやバヌアツ、ニューカレドニアなどと同じメラネシア文化圏に属しています。1978年の独立まで統一国家を形成したことがなく、各島各村ごとに異なる、多彩で独特な文化を持ち、それが現代まで大切に守られてきました。
今回登場したチャールズ・マイマロシアさんはマライタ島南部に住むアレアレ族(’Are ‘Are)を代表する音楽家です。フジロックなど数多くの世界的音楽フェスで成功をおさめたパンパイプバンド「NARASIRATO」の元リードシンガーでもあります。「アレアレ」は族語であり、ざっくり日本語で話すと、「あるもの」です。彼はアレアレ族の伝統的なパンパイプ(葦や竹を束ねた楽器)を操って、先祖から受け継がれた音楽に対する熱情を『大海原のソングライン』でも披露しました。彼が歌ったのは「ヌカワラ ワラトオ」という曲。この曲は4つの祝福が含まれている族の伝統曲です。彼の話によると、アレアレ文化は贈り物であり、自身のアイデンティティーを認識するためのもの。彼の望みは音楽を通じて、他文化と交流し懸け橋になることです。
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