島々アーティスト紹介コーナー④ イースター島
今回紹介するのはモアイ像でおなじみイースター島のミュージシャンです。
まずは島の紹介。実はイースター島は、国としては南米のチリ領に属しています。本土から約3700キロ離れている、太平洋上にポツンと浮かぶ火山島です。現地語名はラパ・ヌイ(Rapa Nui)と呼ばれ、ポリネシア系の先住民の言葉で「広い大地」という意味です。
ポリネシア人がイースター島の最初の移民と考えられており、1200年頃この火山島にたどり着きました。ポリネシア人の社会は、首長を中心とする部族社会です。
本作にもポリネシア系ラパ・ヌイ族のヨヨ・トゥキさんが登場します。ラパ・ヌイ族の文化はすべて、言語的なものが根底にあります。伝統的な音楽は人の声やハーモニー、打楽器として用いる石しか使用しません。ラパ・ヌイ族には祖先のアイデンティティを表現する聖歌・ホコマヌ(Hoko Manu)があります。ヨヨ・トゥキさんは家族の歴史に、現代音楽を使い混合して、自分らしくのホコマヌを歌います。
ヨヨ・トゥキさんが『大海原のソングライン』で披露するのは『手を貸して、私の道を照らしてください』という曲です。この歌は離ればなれの家族の再会を物語ります。ヨヨ・トゥキさんによると、現在多くの部族の人々は移民や出稼ぎ者になっており、家や島を離れても、家族やコミュニティがあなたに教えたことを忘れないようにするために、この曲を歌い続けている、とのことです。
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