ドキュメンタリー映画『骨を掘る男』

Someone Close to the Bone│4K│ドキュメンタリー│2022年完成予定│日本│90分

2020 Tokyo Docs「マスタークラス」選出企画

あらすじ:

遺骨を掘り続ける 「ガマフヤー」と監督がある女性の骨を探し出す日々を描く

具志堅隆松はガマフヤー(洞窟を掘る人)と名乗り、30年以上に渡り遺骨を掘り続けている。撮影者で監督の奥間の大叔母も未だに見つかっていない。黙々と収集を行う具志堅の姿をカメラに収めながら、監督は具志堅と共に大叔母の行方を探す。

具志堅と監督は掘り進める先々でこの島の様々な記憶と出会う。作中ではアーカイブのフィルムも使用し、彼らが大叔母を探しながら土の下に眠る記憶と向き合う様子が描かれる。

 

作品背景:

沖縄県出身のドキュメンタリー作家・奥間勝也は大学卒業後本土に渡り制作を行っている。本作は具志堅隆松と彼を撮る奥間を中心に進められる。

「自分は戦没者遺族の“当事者”と言えるのか?」という監督の疑問から始まった当プロジェクトは沖縄戦の記憶の継承という県出身の監督だからこそより深く切り込めるテーマに加え、随所に現れるルーツや家族に対する問題提起などは沖縄という枠を越え全国の観衆にも広くリーチする題材である。また厚生労働省は2016〜24年までを「遺骨収集の集中実施期間」と定め、戦没者遺骨収集推進法を時限立法し、遺骨収集を国を挙げて推進している。

自問自答しながらひたむきに島の記憶と向き合う二人の旅はスタートを切ったばかりである。彼らが掘る沖縄は地面の底から新しい沖縄の姿を描き出す。

 

スタッフ

監督:奥間勝也

プロデューサー:黄インイク

ラインプロデューサー:菅谷聡

アシスタントプロデューサー:ジェン・リン

撮影:奥間勝也、中谷駿吾

製作:株式会社ムーリンプロダクション