カンヌドックスで『風に舞う家』が最高賞!

制作中のドキュメンタリー『風に舞う家』(Island of the Winds)がカンヌ国際映画祭マーケットにて受賞!

仏カンヌ国際映画祭の一環として開催されたカンヌ・フィルム・マーケット(Marché du Film – Festival de Cannes)のドキュメンタリー部門カンヌ・ドックス(Cannes Docs)で、台湾のハンセン病療養所「楽生療養院」の保存と抗争をめぐる問題を描いたドキュメンタリー『大風之島(Island of the Winds、風に舞う家)』が最高賞に選ばれ、1万ユーロの賞金を獲得した。監督の許雅婷さんが、当時大学生だった2005年から現在に至るまでの、「楽生療養所」の20年に渡る闘いを描いたもの。今回は映画の企画に関するピッチコンテストで最高賞を獲得。作品は現在も編集中で、年内の完成を目指している。審査委員は「忘却との闘いであり、しかるべき尊厳をもって被写体と向き合っていることが非常に印象的だった」とコメントした。

本作品は台湾・フランス・日本の合作映画、年内完成・来年公開される予定。